村山 翔大 先生
奈良学園登美ヶ丘中学校
英語科主任
音読でリスニング力が向上
abceed を導入しようと思ったきっかけについて教えて下さい。
2021年度からの一人一台 Chromebook の導入に向けて、適切なICT教材、特にSpeaking活動に使えそうなアプリケーションを探していました。そんな中、三省堂さんからの紹介で abceedの存在を知りました。検定教科書のNEW CROWNを採用していたこともあり、英語科の予算内におさまるということで中1学年から導入することに決めました。
実は、導入検討の際にもう一つ候補があったのですが、abceedなら単に音読用の教材ということでなく、課題の配信や辞書などさまざまな機能を活用して効率的に指導が行えると判断して導入することになりました。
検定教科書とリンクしていることもあり、通常の授業に負担なく、導入することができました。
abceed を普段どのように活用されていますか。
abceed は授業内の主力教材として、特に音読の学習でよく使っています。音読機能については、リアルタイムで採点、得点化することができるので、成績に加味することができるようになりました。デジタルネイティブである子供たちは順応も早く、皆がゲーム感覚で積極的に参加してくれています。
abceedで課題の配信と採点もできるので、『NEW CROWN』のワークブック、『チャンクで英単語』なども課題配信に活用しています。
abceed を導入して変わったなと思うことを教えて下さい。
(先生方にとって)
宿題の進捗状況の確認が非常に楽になりました。生徒一人ひとりがどのくらい課題をやっているかデータで抽出できるので、チェックして生徒に指導しやすくなったと思います。
また、これまでは教師が生徒1人ずつのスピーキングを聞いて採点していたのですが、やはり時間がかかってすごく大変でした。abceedを導入することでそれらが解消され、われわれ教師も助かっています。
(生徒さんにとって)
abceedを使って音読の学習をした結果、生徒たちのリスニング力が伸びたという効果がありました。定点的に英検を積極的に受けさせているのですが、これまでの生徒たちと比べて、英検の合格率やリスニングの得点が上がっているのです。想像していたよりも非常によくできるようになっているという印象で、手応えを感じています。
abceed を初年度から継続してご利用いただきありがとうございます。ご継続いただいた要因はどんなところにありますか?
現状、特にabceedに対して不満はありません。代替になるようなアプリもありませんし。abceed はスピーキング教材として非常に優れているだけでなく、生徒たちが小学校から中学校に上がってきた最初の段階で、Webを介して課題を送ったり、提出したりというシステムに慣れてもらうためにも、よいとっかかりになると考えています。
また、abceedは非常にコストパフォーマンスがよいと思っています。2020年は特に、多くの教科でICT教材の購入費を順次追加していったため、予算取りが非常に厳しくなりました。しかし abceed であれば、ワークブックや辞書、音声学習のためのCDなどを購入する必要がなくなります。差し引きするとabceedのコストパフォーマンスのよさが分かるので、親御さんにも納得していただきやすいと感じています。